--- > [!NOTE] 目次 ```table-of-contents title: minLevel: 0 maxLevel: 0 includeLinks: true ``` --- > [!NOTE] リスト掲載用文字列 - [国内経営層、AIに「懸念よりも期待」が7割、急増する非人間アイデンティティー管理が課題](https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2508/22/news127.html)【@IT】(2025年08月23日) --- > [!NOTE] この記事の要約(箇条書き) - Oktaが発表した「AI at Work 2025」調査によると、世界の経営幹部の6割以上がAIをビジネス戦略において「非常に重要」または「絶対に不可欠」と認識。 - AI導入の鍵は「高品質なデータ保証」「明確なユースケース定義」「ガバナンスとセキュリティ」とされている。 - 主要な懸念事項は「データプライバシー」と「セキュリティリスク」で、AIをAIに対する防御策と見なす割合が大幅に増加している。 - アイデンティティーとアクセス管理(IAM)の重要性も上昇。 - 日本の経営層は、調査対象国中最も「セキュリティ」を戦略的優先度とし、AIに「懸念よりも期待」する割合が70%とグローバル平均(53%)を大きく上回る。 - 日本企業では「非人間アイデンティティー」(NHI)の利用が広範囲に進んでいるが、そのセキュリティ管理体制は遅れており、明確な戦略を持つ企業はわずか9%に留まる。 - Oktaは、日本企業に対してAI導入の基盤強化、ガバナンス確立、NHIのセキュリティ管理への喫緊の取り組みを提言している。 - Gartnerの指摘として、2027年末までにエージェント型AIプロジェクトの40%以上が中止される可能性が示されている。 > [!NOTE] 要約おわり --- ## 国内経営層、AIに「懸念よりも期待」が7割、急増する非人間アイデンティティー管理が課題:OktaがAIに関する調査結果を発表 職場のAI利用はどこまで進んでいるのか。国内企業の経営層はAIをどう捉えているのか。 » 2025年08月22日 22時25分 公開 \[@IT\] この記事は会員限定です。 会員登録(無料) すると全てご覧いただけます。  AIエージェントにより複数のツールを使って一連の業務プロセス自動化・自律化することも可能になるなど、関連技術が急速に発展する一方、業務プロセスに生成AIを埋め込むなどして具体的な成果を上げている例はまだ少ない。関心は非常に高いが、ガバナンス、セキュリティをはじめ、ビジネスで安全に使うための環境整備はグローバルでも多くの企業が道半ばだ。  Okta Japanは2025年8月12日、職場でのAI(人工知能)利用に関する調査「AI at Work 2025」を発表した。世界の経営幹部に実施した本調査からは、生成AI活用の現在地がうかがえる。  まず、AIがビジネス戦略において「非常に重要」と答えた経営幹部は43%。「絶対に不可欠」は23%に上り、六割以上の経営層が強いAI導入意向を持っていることが分かった。AI導入の鍵となる要素としては「高品質なデータを保証するためのプロセスとガードレール」(35%)が最も多く、「AIの明確なユースケースの定義」(30%)、「ガバナンスとセキュリティ」(26%)と続いた。  懸念としては「データプライバシー」「セキュリティリスク」が目立った。Oktaの別調査でも、回答者の60%が「デジタルアイデンティティーのプライバシー、セキュリティに与える影響」について、「非常に懸念している」または「懸念している」と回答したという。  AIとセキュリティの関係については、「AIはAIに対する最善の防御策である」との見方に賛同する企業が、2024年の18%から2025年の41%へと大幅に増加。AI導入時におけるアイデンティティーとアクセス管理(IAM)の重要性を「非常に重要」と回答した割合も、2024年の46%から2025年の52%に上昇した。 ## 国内経営層は「懸念よりも期待」 だが非人間アイデンティティーの管理体制は「これから」  昨今はAIエージェントやマシンアクセスなど「非人間のアイデンティティー」(以下、NHI)をどう管理するかも課題となっている。AIエージェントに関連する今後3年間の経営層のセキュリティ懸念は「AIガバナンスと監視」(58%)であり、次いで「コンプライアンスと規制要件」(50%)だった。  NHIの中で最も重要なタイプは「APIとトークン」(33%)、「サービスアカウント」(31%)、「マシン間アイデンティティー」(29%)だった。NHIの管理に関しては、「十分に整備された戦略やロードマップを持つ」と回答したのはわずか10%にとどまった。  調査を国内企業の回答者(260人中20人)に限ると、日本特有の傾向も見られたという。調査対象の9カ国の中で、日本の経営幹部は「セキュリティ」を最も高い戦略的優先度として位置付けていた。また、AIがビジネス戦略にとって「絶対に不可欠」であると考える割合が30%と、インドの33%に次いで高かった。  AIの影響については「懸念よりも期待」している割合が70%と調査対象国の中で最も高く、グローバル平均の53%を大きく上回った。NHIについても、企業全体で「広範囲な利用」があると回答しており、調査対象9カ国の中で最も高かった。だが、NHIのセキュリティ管理について「明確な戦略と仕組みがある」と回答したのはわずか9%。52%が「まだ計画段階の初期にある」、30%が「現時点では人間のユーザーにのみ対応している」と回答した。  Oktaは本調査結果を基に、「日本の消費者はAIエージェントの具体的な利用や個人データ管理に対して、より慎重な姿勢を示している」「(導入には)慎重な一方で、一度導入を決めると深く連携させる傾向がある」「NHIの普及が進む一方で、その管理体制の整備が大きく遅れている可能性がある」と指摘。「AI導入の基盤強化とガバナンス確立」「NHIのセキュリティ管理」に喫緊で取り組むことを訴えている。  なお、AIエージェントについては「大規模導入にかかる実際のコストや、ビジネス価値の不明確さ、不十分なリスクコントロール」などによって、「2027年末までにエージェント型AIプロジェクトの40%以上が中止される」というGartnerの指摘もある(2025年6月25日発表/Gartnerでは「AIエージェント」を「エージェント型AIの一つ」と定義)。だが、活用上の課題は急速に具体化しており、企業は情報をキャッチアップしつつ、実ビジネスに埋め込むためのロードマップを継続的に検討することが望まれる。 ### 関連記事 - [![「週4日勤務」「AI同僚」――もうすぐ働き方はこうなる Gartnerが示す6つの論点](https://image.itmedia.co.jp/ait/articles/2508/21/news131.png) 「週4日勤務」「AI同僚」――もうすぐ働き方はこうなる Gartnerが示す6つの論点](https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2508/21/news131.html) - [![8割の企業が「“勝手に動く”AIエージェント」を経験、対策は? SailPoint調査](https://image.itmedia.co.jp/ait/articles/2508/21/news026.jpg) 8割の企業が「“勝手に動く”AIエージェント」を経験、対策は? SailPoint調査](https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2508/21/news026.html) - [![日本企業の92%が「AIを悪用した攻撃への対策ができていない」と回答 アクセンチュアが調査結果を発表](https://image.itmedia.co.jp/ait/articles/2507/31/news029.jpg) 日本企業の92%が「AIを悪用した攻撃への対策ができていない」と回答 アクセンチュアが調査結果を発表](https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2507/31/news029.html) ### 関連リンク - [Okta、世界の経営幹部を対象に実施した職場でのAI利用に関する年次調査「AI at Work 2025」の結果を発表](https://www.okta.com/ja-jp/newsroom/press-releases/ai-at-work-2025/) - [Gartner、2027年末までに過度な期待の中で生まれるエージェント型AIプロジェクトの40%以上が中止されるとの見解を発表](https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20250625-agentic-ai-project) Special PR ## アイティメディアからのお知らせ - [キャリア採用の応募を受け付けています](https://hrmos.co/pages/itmedia/jobs?jobType=FULL) スポンサーからのお知らせ PR Special PR **本日** **月間** 編集部からのお知らせ [【Amazonギフトカード プレゼント】9月3~4日開催【無料オンラインセミナー】『@IT Operator Live 2025 夏 目まぐるしく変わる「不安の時代」に、ビジネスを安定稼働させるには』GMOペパボ SUZURI事業部 事業部CTO 黒瀧悠太氏による【基調講演 GMOペパボのSUZURIを支えるAIOpsの実践】、運用設計ラボ シニアアーキテクト 波田野裕一氏による【基調講演 レジリエントな運用を実現する「運用エンジニアリング」】などを配信](https://rd.itmedia.co.jp/8AUU#utm_source=ait&utm_content=rightcolumn_info) あなたにおすすめの記事 PR