---
> [!NOTE] 目次
```table-of-contents
title:
minLevel: 0
maxLevel: 0
includeLinks: true
```
---
> [!NOTE] リスト掲載用文字列
- [社説:サイバー攻撃と企業 経営揺るがす脅威直視を](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/097000c)【毎日新聞】(2025年12月04日)
---
> [!NOTE] この記事の要約(箇条書き)
- サイバー攻撃はあらゆる企業が対象であり、平時からの防御意識向上と復旧策の準備が必須。
- アサヒグループホールディングスはランサムウェア攻撃を受け、約191万件の個人情報が流出した可能性があり、システム復旧は来年2月以降にずれ込む見通し。
- 通販大手アスクルも被害に遭うなど、企業へのサイバー攻撃は激化し、侵入が事前に気づかれにくいなど手口が巧妙化している。
- 日本企業は欧米に比べサイバー防御が遅れており、社内人材不足や対策のアウトソース依存が課題。経営者が対策をコストと見なす傾向が強い。
- サイバー攻撃はビジネスの根幹を揺るがし、取引先にも影響が及ぶ可能性があるため、攻撃を前提とした事業継続体制の検討が求められる。
- 経営トップは、サイバー攻撃への備えに対し率先して責任を負うべき。
> [!NOTE] 要約おわり
---
[社説](https://mainichi.jp/editorial/)
## サイバー攻撃と企業 経営揺るがす脅威直視を
注目の連載
- [オピニオン](https://mainichi.jp/opinion/)
- [朝刊政治面](https://mainichi.jp/shimen/tokyo/m5)
毎日新聞 2025/12/4 東京朝刊 846文字
- [
ポスト
](https://twitter.com/intent/tweet?text=%E7%A4%BE%E8%AA%AC%EF%BC%9A%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%A8%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%80%80%E7%B5%8C%E5%96%B6%E6%8F%BA%E3%82%8B%E3%81%8C%E3%81%99%E8%84%85%E5%A8%81%E7%9B%B4%E8%A6%96%E3%82%92%20%7C%20%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E%20https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/097000c)
- [
みんなのポストを見る
](https://twitter.com/search?q=https%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Farticles%2F20251204%2Fddm%2F005%2F070%2F097000c)
- [
シェア
](https://www.facebook.com/share.php?u=https%3A%2F%2Fmainichi.jp%2Farticles%2F20251204%2Fddm%2F005%2F070%2F097000c)
- [
ブックマーク
](https://b.hatena.ne.jp/entry/https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/097000c)
- [
保存
](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/#)
- [
メール
](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/097000c)
- [
リンク
](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/#)
- [
印刷
](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/#)

サイバー攻撃を受けたことに関して記者会見で謝罪するアサヒグループホールディングスの勝木敦志社長(手前から2人目)ら=東京都千代田区で2025年11月27日午前11時4分、渡部直樹撮影
あらゆる企業がサイバー攻撃の対象になりうる時代である。防御の意識を高めるとともに、被害を受けた際の復旧策を平時から講じておく必要がある。
身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」の侵入を許したアサヒグループホールディングスの被害状況が明らかになってきた。9月29日に発生した大規模なシステム障害の復旧が遅れ、受注・出荷の正常化は来年2月以降にずれ込む見通しだ。

アサヒビール商品の品薄を掲示する老舗ビアホール=東京都港区で2025年10月24日、小林努撮影
深刻なのは、個人情報が流出した可能性があることだ。グループ各社の相談窓口で記録された顧客の名前や住所、電話番号、メールアドレスを中心に約191万件に上る恐れがある。
今のところ悪用された形跡は確認されていないとしているが、顧客への連絡など丁寧な対応を尽くさねばならない。
企業に対するサイバー攻撃は激化している。10月には通販大手アスクルがランサムウエアの被害に遭い、事業がほぼ停止する事態に追い込まれた。
手口も巧妙化している。アサヒのケースでは、障害が発生する10日ほど前に侵入し、セキュリティー担当者に気付かれないよう社内システムの管理権限を入手した。
日本企業はかねて欧米に比べサイバー防御が遅れていると指摘されてきた。社内にシステム部門の人材が少なく、防御策の構築や対策を外部のIT企業に委ねる傾向が強い。主体性を欠けば監視が緩み、侵入者の発見や対応が後手にまわりかねない。
情報セキュリティー大手トレンドマイクロは「必要な人材の確保などの対策をコストと捉える経営者はいまだに多い」と指摘する。
多くの企業は現在、調達から製造、販売までのシステムを統合しており、サイバー攻撃の打撃が深刻化しやすい。被害は自社だけにとどまらない。対策が甘い企業を足がかりに、取引先のシステムに影響が及ぶリスクもある。
企業はサイバー攻撃を、ビジネスの根幹を揺るがす深刻な事態だと認識すべきだ。攻撃を前提に事業継続が可能な仕組みを検討することが求められる。
経営トップには率先して危機に備える責任がある。担当者任せの姿勢はもはや許されない。[](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/098000c)
[
【次の記事】
ウクライナ侵攻 和平仲介で米迷走 露を利すれば筋が通らぬ
](https://mainichi.jp/articles/20251204/ddm/005/070/098000c)[

【前の記事】
防衛装備の輸出拡大 なし崩しの運用許されぬ
](https://mainichi.jp/articles/20251203/ddm/005/070/082000c)
## 関連記事
- アサヒのジョッキでキリンのビールも サイバー攻撃被害の影響広がる

図解あり
[View original](https://mainichi.jp/articles/20251003/k00/00m/020/283000c)
- 「7割が復旧に1週間以上」 長期化する企業のランサムウエア被害

図解あり
[View original](https://mainichi.jp/articles/20251003/k00/00m/020/307000c)
- 「アリの一穴」からグループに被害波及 サイバー犯罪が狙う中小企業

[View original](https://mainichi.jp/articles/20250804/k00/00m/040/172000c)
- 【一覧】サイバー攻撃、私たちにもできる五つの備え

[View original](https://mainichi.jp/graphs/20210226/mpj/00m/040/012000f/20210226k0000m040235000p)
- サイバー攻撃「日本企業は被害者でなく加害者」認識の甘さ

[View original](https://mainichi.jp/premier/business/articles/20250408/biz/00m/020/009000c)
- 目に見えない脅威にどう備える? 「サービス化」するサイバー攻撃

[View original](https://mainichi.jp/articles/20251119/k00/00m/020/127000c)
## あわせて読みたい
## この記事の特集・連載
- [

連載 社説
](https://mainichi.jp/editorial/)
すべて見る
