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> [!NOTE] 目次
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> [!NOTE] リスト掲載用文字列
- [1990年代HTML登場に等しい情報伝達の革新、「カスタムGPT」が開く創造の扉 人類が再び手にした柔らかな知の道具](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/91992)【JBpress (ジェイビープレス)】(2025年12月02日)
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> [!NOTE] この記事の要約(箇条書き)
- 1990年代のHTML登場は、専門家でなくても情報表現を可能にした革新だった。
- HTMLは人類が情報の構造を自ら書けるようになった「文明の装置」であった。
- 「カスタムGPT」はAI時代におけるHTMLに相当し、情報伝達の新たな転換点を示している。
- カスタムGPTはAIの考え方、価値観、話し方などを人間側が設計できる仕組みである。
- プロンプトは単なる命令文ではなく、AIの思考構造を定義し、人間の思考や哲学を翻訳する言語である。
- AIの世界にも、ウェブアプリケーションの3層構造(表示層、制御層、知識層)に似た構造が立ち上がりつつある。
> [!NOTE] 要約おわり
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#### HTML登場の衝撃が蘇る
目次
- [HTML登場の衝撃が蘇る](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/?page=1#anchor_1)
- [人間の思考や哲学を翻訳するための言語](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/?page=2#anchor_2)
- [専門家だけのものではなくなったAI](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/?page=3#anchor_3)
- [1行のプロンプトが創り出す芸術](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/?page=4#anchor_4)
1990年代、世界はHTML(HyperText Markup Language)という小さな言語の登場で大きく変わりました。
当時を知っている方なら、あの手作り感あふれるウエブページを懐かしく思い出すかもしれません。
文字の色を変えたり、写真を貼ったり、見出しを作ったり・・・。専門家でなくても、自分で自分の世界を表現できるようになった瞬間でした。
私自身もタグを書き、表示されるページを見ては喜んでいたものです。あの頃のインターネットは、まさに手作りの情報市場でした。
HTMLは単なる技術ではなく、人類が初めて情報の構造を自分の手で書けるようになった文明の装置だったのです。
主見出しを示す「h1」、段落を示す「p」、画像を表示する「img」。当たり前のように見えるこれらのタグが、情報を整理し、誰にとっても読みやすい形にしていったのです。
そして今、人類はあの時と同じ香りのする転換点に立っています。
AI時代におけるHTML、それが「カスタムGPT」です。
ここ数年で米オープンAIが提供している生成AI「ChatGPT」が広く知られるようになり、多くの人がAIを「話しかける相手」として扱ってきました。
しかし本質はもっと深いところにあります。
[PAGE 2](https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/91992?page=2)
#### 人間の思考や哲学を翻訳するための言語
カスタムGPTとは、AIそのものの考え方や価値観、話し方を設計できる仕組みです。
どんな性格にするか、どんな口調にするか、どこまでの知識を扱うか。これらを人間側が決められるようになったのです。
HTMLが情報の構造をタグで定義したように、カスタムGPTではプロンプトの文章でAIの思考構造を定義します。
プロンプトは単なる命令文ではありません。むしろ、人間の思考や哲学を翻訳するための独特の言語なのです。
「誠実に、ていねいに、専門家として答えてください」
そんな一文がAIの性格を作り、返ってくる文章の雰囲気を決めていきます。AIは人間を模倣するのではなく、人間の意図や価値観を構造として引き継ぐ存在へ変わり始めているのです。
私は昔からウエブアプリケーションの3層構造に馴染みがあります。
表示層にHTML、制御層にサーブレット(Java Servlet=ウエブ上で実行されるJavaプログラム、Javaはオブジェクト指向プログラミング言語)やJSP(Java Server Pages=HTMLの中にJavaコードを書き込む技術)、そしてデータベースが知識層を担当していました。
ボタンを押すとサーブレットがデータを取り出し、HTMLにして返してくれる。
その仕組みがとても美しく、私はよく「見えないところで小人さんが働いているようだ」と冗談を言っていました。
AIの世界でも同じような構造が立ち上がってきています。
 筆者作成
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