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> [!NOTE] 目次
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> [!NOTE] リスト掲載用文字列
- [デジタル庁ウェブサイトにおける新しいサイト内検索機能の提供|デジタル庁](https://digital-gov.note.jp/n/n0121f627c26b?rt=email&sub_rt=daily_report_followee_notes)【デジタル庁】(2026年03月13日)
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> [!NOTE] この記事の要約(箇条書き)
- デジタル庁は、ウェブサイトに新しいサイト内検索機能を提供開始した。
- この機能は、政府ウェブサイトにおける「情報にたどり着きにくい」という利用者の課題を解決するために開発された。
- 従来の検索の課題として、PDFなどのファイルがヒットしても、それがどのページに掲載されているか不明な点や、アクセシビリティ上の問題(キーボードフォーカス順序、ラベルの一貫性)があった。
- 他省庁への展開も見据え、「政府共通ウェブサイト」のリファレンスとして、CMSに依存しない検索基盤を目標とした。
- 技術スタックには、OSSであるFess(クローリング、ファイル解析、全文検索)とOpenSearch(検索インデックス管理、API提供)を採用し、ガバメントクラウド上に構築した。
- 実現した機能として、PDFやOfficeファイルを含むウェブコンテンツの全文検索が可能になり、特にファイル検索結果に掲載元ページの情報を付与することで、関連ページへのスムーズな誘導を実現した。
- このシステムはフレームワークとして他省庁でも利用可能であり、政府全体のウェブサイト改善に貢献することが期待される。
> [!NOTE] 要約おわり
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## デジタル庁ウェブサイトにおける新しいサイト内検索機能の提供
[デジタル庁](https://digital-gov.note.jp/)
2026年3月13日 15:00
> 執筆:
> 戦略・組織グループ 参事官補佐
> 坂本 秋彦
## 情報を「探し当てる」から情報に「たどり着く」検索体験へ
デジタル庁ウェブサイトの運用や政府ウェブサイトにおける情報発信力の向上などを目指す政府共通ウェブサイトプロジェクトを担当している坂本です。
2026年2月、デジタル庁が開発し、デジタル庁ウェブサイトに実装したサイト内検索について、紹介させていただくため、この記事を執筆しました。
政府のウェブサイトに対しては、必要な情報がどこにあるか分からない、必要な情報にたどり着きにくいなどの声が寄せられています。
デジタル庁においては、これらを改善するため、ウェブサイトのページに利用者からのフィードバックフォームを設置して、ページの改善につなげるなどの取組を行ってきました。
また、これらと並行しながら、これまで外部のSaaSを活用して提供していたサイト内検索機能について、アクセシビリティの改善やUIの改善を実施してきたところです。
今般、ガバメントクラウド上に新しい検索基盤を構築し、デジタル庁ウェブサイト向けにリリースしましたので、開発の背景、技術的な特徴、そして他省庁展開を見据えた設計思想についてご紹介します。
**◆デジタル庁ウェブサイトサイト内検索は以下のリンクからご覧ください。**
- [サイト内検索|デジタル庁](https://www.digital.go.jp/search#/) (※外部リンク)
## サイト内検索における課題

デジタル庁ウェブサイトのサイト内検索画面
サイト内検索を含む検索において、特に以前から課題となっていたものが、
- PDFなどのファイルがヒットするものの、どのページに紐づくもの(掲載されているもの)かが分からない
ということでした。
例えば、利用者が「マイナンバー」、「会議」などとキーワードを入力して検索した場合、表示されるのは、「マイナンバー法の改正事項」などと記載されたPDFファイルである場合があります。
しかし、「このPDFが公開されている会議体のページはどこにあるだろう?」と疑問に思っても、会議体の名前が不明のため、ページにたどり着くことは至難の業です。これまで、既存の事業者が提供する検索エンジンや仕組みでの解決を検討しましたが、適切な方法を見つけることができませんでした。
## アクセシビリティの制約
加えて、従来のサイト内検索ページにおいては、以下のアクセシビリティ上の課題を有していました。
- 検索フォームおよび検索結果ページにおいて、キーボードフォーカスのフォーカス順序が不適切な箇所がある
- サイト内の他のページにある同様の機能とラベルが一貫していない
これらの課題を解決するには、提供する外部事業者側の対応を待つほかなく、デジタル庁ウェブサイトが重視しているアクセシビリティへの対応を主体的に進めることが困難な状況でした。
## 政府共通ウェブサイトとしての観点
デジタル庁ウェブサイトは、デジタル庁の公式な情報発信の場であると同時に、「政府共通ウェブサイト」として、政府全体の情報発信力向上のためのリファレンスとなるプロトタイプという位置づけを持っています。
そのため、今回のサイト内検索機能の改善にあたっては、デジタル庁単体での利用にとどまらず、他省庁への展開も視野に入れて検討を行いました。
現状において、府省庁ごとに採用しているコンテンツ管理システム(CMS)は多様であり、サイト規模や想定ユーザー、要件にも違いがあります。また、検索機能についても、民間サービスの検索窓をそのまま設置しているケースも見受けられる状況となっています。こうした前提を踏まえ、CMSに依存しない検索基盤の構築を検討しました。
## 技術スタックとシステム構成
デジタル庁ウェブサイトでは、オープンソースソフトウェア(OSS)Drupalを活用してCMSを構築しています。また、機械翻訳エンジンとのAPI連携機能や前述のユーザーフィードバック機能など、コンテンツ運用や改善に資する仕組みを備えています。
今回の検索基盤では、FessとOpenSearchというOSSを活用した構成を採用しました。
Fessは、クローリング、全文検索、PDFやOfficeファイルの解析といった役割を担います。ウェブページだけでなく、PDFやWord、Excelなどのファイル形式を含めてクロール・解析できる点が特徴で、政府サイトに多く存在する資料系コンテンツを検索対象に含めることが可能になります。
一方、OpenSearchは、検索インデックスの管理と検索APIの提供を担います。
Fessで解析・生成されたデータをOpenSearchにインデックスとして蓄積し、検索リクエストに応じて高速に検索結果を返す役割を果たします。
このように、
- Fess:クローリング・解析・全文検索処理
- OpenSearch:検索インデックスと検索APIの提供
という役割分担を明確にすることで、柔軟かつ拡張性の高い検索基盤を実現しています。
## 実現した機能
本構成とすることにより、
- PDFやOfficeファイルを含むウェブコンテンツの全文検索
- OSSを活用したことによる検索結果の柔軟なカスタマイズ
- OSSベースでの継続的な改善
が可能となるものと考えました。
特にサイト内検索における
- PDFなどのファイルがヒットするものの、どこのページに紐づくものかが分からない
という課題に対しては、Fessによるクローリング時に、対象ファイルへのリンクが存在するページのURL、ページタイトルを併せて取得することで解決を図りました。
検索結果を返す際には、ファイルそのものの情報だけでなく、どのページに掲載されているかという情報も返します。そうすることで利用者側は、PDFなどのファイル単体を確認するだけでなく、掲載されているページを経由して、関連するページや他の資料へと自然にたどり着くことができるようになりました。
加えて、本サイト内検索の機能はガバメントクラウド上に構築していることから、フレームワークとして提供することで、他の府省庁においてもCMSの有無・種類の違いにかかわらず利用が可能です。
## おわりに
今回のサイト内検索の改善は、単なる機能の追加にとどまらず、「情報を探し当てる」体験から「必要な情報にたどり着く」体験へと転換するための基盤づくりです。
デジタル庁ウェブサイトでの実践を通じて得られた知見は、今後、他の府省庁や政府全体のウェブサイトの改善にも活かされていくことが期待されます。
引き続き、利用者にとって分かりやすく、使いやすい政府の情報発信を目指し、改善を進めていきます。
**◆** [**デジタル庁Techブログの記事一覧は以下のリンクをご覧ください**](https://digital-gov.note.jp/m/m90208c3610d0) **。**
[**デジタル庁Techブログ|デジタル庁** *「旧デジタル庁 ガバメントクラウドnote」および「旧デジタル庁 Data strategy team note」を統合し* *digital-gov.note.jp*](https://digital-gov.note.jp/m/m90208c3610d0)
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