--- > [!NOTE] 目次 ```table-of-contents title: minLevel: 0 maxLevel: 0 includeLinks: true ``` --- > [!NOTE] リスト掲載用文字列 - [情シスは“PC管理部門”から“労働コスト管理部門”へ 新たな役割とその中身は](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2603/09/news04.html)【TechTargetジャパン】(2026年03月10日) --- > [!NOTE] この記事の要約(箇条書き) - 企業のITコスト構造が変化し、情シスの役割も変化している。 - かつてのIT投資はインフラ中心だったが、近年はSaaSやAIツールなどのソフトウェアがコストの大部分を占める。 - SaaSやAIツールの普及により、PC環境には「見えにくいコスト」(ツール切り替えの待機時間、重複ツールの併用、非効率なワークフローなど)が発生しやすくなっている。 - これらの見えにくいコストは、従業員の作業時間を消費し、企業の労働コストを押し上げる要因となる。 - 情シスは、アプリケーション利用率、ログイン状況、ライセンス使用状況、サポートチケットなどのデータを分析することで、隠れたコストを特定し改善できる。 - その結果、情シスの役割はPC・ソフトウェア管理から、従業員の働き方や生産性、ひいては労働コストの管理へと拡大している。 > [!NOTE] 要約おわり --- ## 情シスは“PC管理部門”から“労働コスト管理部門”へ 新たな役割とその中身は:労働コストを情シスが管理できる時代に SaaSやAIツールの普及により、企業のITコスト構造が変化している。この変化は情報システム部門の役割にも影響している。どのような役割を求められているのか。 ≫ 2026年03月09日 17時00分 公開 \[, TechTarget\] ## 関連キーワード ### ERP |人事  企業のITコストの構造が変化している。かつてIT投資の中心は、サーバやネットワーク機器といったインフラだった。しかし近年は、SaaSや人工知能(AI)ツール、コミュニケーションツールなど、従業員が日常業務で利用するソフトウェア環境がコストの大きな割合を占めるようになっている。  この変化は、情報システム部門(以下、情シス)の役割にも影響を与えている。 ## ITコストの変化と情シスの役割 ## 併せて読みたいお薦め記事 ### 情シスの働き方の関連記事 - [“情シスは評価されにくい”は本当? 次の役割をつかむ情シス人材の判断軸とは](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2603/05/news03.html) - [市場価値が“静かに下がる情シス”の共通点 転職せずとも「外の相場」を武器にするには?](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2602/20/news01.html)  SaaSやAIツールの普及によって、従業員のPC環境は“見えにくいコスト”が生まれやすい場所になっている。例えば、次のような要素が生産性の低下やコスト増加につながる。 - ツール間の切り替えによる待機時間 - 機能が重複するツールの併用 - システム連携が不十分なことによる手動データ移行 - 認証やアクセス処理の待機時間 - ツール操作の複雑さによる業務遅延  こうした要素は、財務データには表れにくい。しかし実際には、従業員の作業時間を消費し、企業の労働コストを押し上げる要因になっている。  「PCの購入時、端末の価格に目が行きがちだ。しかしハードウェアはPCの総保有コストのわずか約20%に過ぎない。残りの80%は、監査されていないソフトウェアのライセンス料、適切に処理されず肥大化したサポートチケット、測定されていない生産性の損失に費やされている」。こう話すのは、ソフトウェアベンダーBlack Duck Softwareのコリン・ホーグ・スピアーズ氏(プロダクトマネジメント部門シニアディレクター)だ。  さらにスピアーズ氏は、ITコストの可視化の難しさを指摘する。  「各部門が独自にツールを購入し、IT部門との連携や部署間の調整をほとんど行っていないケースもある。その場合、CIOは水面上に見えている情報だけを基にIT予算を組んでいる可能性がある」  ツール管理の不備は、無駄なコストを生む原因にもなる。  「退職者が使っていたツールの定期購読が継続していた、無料で利用していたはずのツールが有料プランにアップグレードされていた――こうした例も珍しくない」。こう指摘するのは、Webメディア「School Aid Specialists」の主任編集者兼開発者、ライアン・スコット氏だ。  会議が増え、メッセージが絶えず届き、複数のツールを行き来する――。このような状況は業務の遅延や生産性の低下を引き起こし、結果として労働コストを押し上げる。  例えば、エンジニアが開発環境の設定に数日を費やした場合、その時間はハードウェア費用には表れない。しかし実際には、その期間の給与が発生している。このような見えにくいコストは、企業の財務データには表れにくいものの、組織全体の生産性に大きな影響を与える。  こうした隠れたコストを特定し、改善する手掛かりになるのが、従業員の作業環境のデータだ。そして、その管理を担えるのが情シスである。  日常的に蓄積される次のようなデータを分析すれば、使われていないツールや非効率なワークフロー、過剰なライセンスなどが見えてくる。 - アプリケーションの利用率やパフォーマンス - ユーザーのログイン状況 - ソフトウェアライセンスの使用状況 - サポートチケットの内容や件数  さらに、従業員のIT利用体験を分析する技術やIDベースのアクセス管理を組み合わせれば、業務環境とコストの関係をより詳細に把握することも可能だ。例えば、ユーザーの役割や勤務地、業務内容に応じてツールの利用権限を管理することで、不要なライセンスの削減やツールの最適化につながる。  従業員の作業環境を分析することは、ITコストだけでなく労働コストの管理にもつながる。こうした背景から、情シスの役割はPCやソフトウェアの管理にとどまらず、従業員の働き方や生産性に影響を与える存在へと広がりつつある。 ### 関連記事 - [“情シスは評価されにくい”は本当? 次の役割をつかむ情シス人材の判断軸とは](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2603/05/news03.html) - [市場価値が“静かに下がる情シス”の共通点 転職せずとも「外の相場」を武器にするには?](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2602/20/news01.html) - [PDFを編集する方法を徹底解説!WordやExcelへの変換手順と無料でできるやり方を紹介](https://www.itreview.jp/labo/archives/8901?utm_source=itmedia_tt240118_01) - [【図解】VPNの4種類の違いをわかりやすく解説!自社に最適なサービスはどれ?](https://www.itreview.jp/labo/archives/3698?utm_source=itmedia_tt240118_02) - [Githubだけじゃない?ソースコード管理ツールをピックアップ](https://www.itreview.jp/blog/archives/11304?utm_source=itmedia_tt240118_03) - [chatGPTで何ができる?どんな仕事で活用できるのか](https://www.itreview.jp/labo/archives/14323?utm_source=itmedia_tt240118_04) - [【2024年最新】コールセンターシステム17選を徹底比較!おすすめサービスと選び方のコツを解説](https://www.itreview.jp/labo/archives/16156?utm_source=itmedia_tt240118_05) ## 新着ホワイトペーパーWhitePaper DownloadCenter ##### 市場調査・トレンド レノボ・ジャパン合同会社 ### ハイパーパーソナライゼーションを阻む課題とは? 調査で見えた実態と解決策 一人一人に最適化された体験を提供するハイパーパーソナライゼーションの実現には、デジタルワークプレース変革が欠かせない。本資料では、グローバル調査の結果に基づき、変革を成功に導くためのビジョンを構築する方法を解説する。 ##### 製品資料 ServiceNow Japan合同会社 ### 21世紀の「リスク・コンプライアンス課題」に対応するためのアプローチとは? 企業がビジネス規模を拡大し、サプライチェーンやビジネスパートナーとの協業が進んだことで従来型のリスク/コンプライアンス管理の限界が露呈しつつある。リスク管理を次のステップに進めるためには、これまでと異なる仕組みが必要だ。 ##### 製品レビュー 株式会社ビザスク ### 新規事業を成功に導いた日本ゼオンに学ぶ、顧客ペインをビジネスに変える思考法 新規事業の創出は容易ではない。技術があっても、製品やサービスが市場のニーズと一致していなければ事業化は難しい。日本ゼオンは顧客ペインの仮説を立て、立証し、それを自社の技術と結び付けて新規事業を創出した。 ##### 製品レビュー 株式会社ビザスク ### 日立に学ぶオープンイノベーション実践術:進化し続けるCVC戦略のポイント 変化が激しい昨今、自社だけでビジネスを進めるのは容易ではない。オープンイノベーションが注目される中、自社事業とのシナジーを高める手段として「CVC」に取り組む企業が増えている。本動画では、日立製作所の取り組みを紹介する。 ##### 製品レビュー 株式会社ビザスク ### ロボット産業の市場が大きく転換する中、日本企業が取るべき戦略とは? 世界のロボット産業は従来の産業ロボット中心からサービスロボット中心へと市場構造が大きく転換しつつある。より複雑かつ予測困難な分野でのロボット活用が進んでおり、日本企業もAIを活用しながらキャッチアップすることが求められる。 ## アイティメディアからのお知らせ - [キャリア採用の応募を受け付けています](https://hrmos.co/pages/itmedia/jobs?jobType=FULL) ## ベンダーコンテンツPR ## From Informa TechTarget ## プレミアムコンテンツ **[「にゃんこ大戦争」インフラ“大引っ越し”の理由 なぜAWSからGoogle Cloudに?](https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2602/21/news01.html)**![「にゃんこ大戦争」インフラ“大引っ越し”の理由 なぜAWSからGoogle Cloudに?](https://image.itmedia.co.jp/tt/images/tt/parts_premiumContents_rcol_img__1_1773106701.jpg) 「にゃんこ大戦争」インフラ“大引っ越し”の理由 なぜAWSからGoogle Cloudに? 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