# 楽天知命 ――気楽なよしなしごと――
## Metadata
* [[長尾 真]]

* ASIN: B0823J1XWP
* Reference: https://www.amazon.com/dp/B0823J1XWP
* [Kindle link](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP)
## 要約
## 読書メモ
## Highlights
>[!quote]
>長い人生の深い経験・情感という分厚い地層を潜り抜けて滴り落ちる清水、味わい深い山水のようなものであるし、随筆に書かれていることの多くは自分も経験したことで共感できるというのが多いのである。 — location: [103](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=103) ^ref-25641
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>[!quote]
>今の我々もそういった状況に置かれているように見えるが、彼らの時代は上昇するための軋轢であるのに対して、現在の我々は没落してゆくのではないかという危機感の中であえいでいるように思える。 — location: [428](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=428) ^ref-6878
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>[!quote]
>花と言えば梅だった奈良時代、そして万葉集の世界などに波長が合って、そして死んでゆけるとすれば、これほどありがたいことはないのだが。 — location: [440](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=440) ^ref-41480
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>[!quote]
>本当に新しいものを創造するのは、天才的な人がひとり静かにゆっくりとした時間の流れの中で思索し、また実践するといった個人的な天才の世界であると言ってよいだろう。 — location: [504](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=504) ^ref-43155
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>[!quote]
>現代の京都人が二、三百年先の人達に何を残せるかをもっと真剣に考えることが大切である。 — location: [514](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=514) ^ref-12742
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>[!quote]
>無職の人が増えるようなことになれば深刻な社会問題となるから、ワークシェアリングのようなシステムに移行してゆかざるを得ない。 — location: [582](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=582) ^ref-62229
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>[!quote]
>子供のころの夢を大切にし、あきらめずに何十年か頑張れば実現するものである。 — location: [607](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=607) ^ref-19604
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>[!quote]
>哲学における認識論、メルロー=ポンティの知覚の現象学もこれと関係するものである。 — location: [654](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=654) ^ref-16510
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>[!quote]
>大学で勉強し、身に着けた判断力がすべてではないものの、それを核にしながら、常時新しい情報や知識を獲得して物事を判断しながら歩むべき道を見つけてゆくのである。 — location: [684](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=684) ^ref-33903
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>[!quote]
>得る情報や知識が同じであっても、それぞれの人の根底にある人生観の違いによって判断や行動が違ってくる。従ってしっかりした人生観を持つことが大切である。 — location: [688](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=688) ^ref-53501
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>[!quote]
>どうしても欠くことのできない基本的なことは、他人に対する愛、他人との共存、社会に対する責任と貢献、平和への希求といったことであろう。 — location: [689](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=689) ^ref-41949
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>[!quote]
>単に専門分野の知識を習得するだけでなく、経済、経営、知的所有権、法制度をはじめとして、広く世界の各民族の歴史、文化や習慣、思考の仕方などまで勉強する必要がでてくる。 — location: [717](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=717) ^ref-33181
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>[!quote]
>進歩と言う点では非常に遅くゆっくりとしたものだったろうが、できてくるものは確かなもの、何百年という歴史に耐えるものとなった。 — location: [746](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=746) ^ref-24098
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>[!quote]
>腹が立った瞬間にその化学物質が出そうだなと思ったら、気分を他にそらしてじっとこらえるのが良い。 — location: [814](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=814) ^ref-25258
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>[!quote]
>道徳的で健全な生活をしておれば、自然に寛容の精神が養われ、変ないさかいにかかわることなどないというわけで、平凡な結論である。 — location: [842](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=842) ^ref-58991
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>[!quote]
>日本人は一般に自分の考えることをその通りに発話するということは稀で、相手の考えていることに思いを巡らし、その考え方にまともにぶつかるような意見は避けるか、言うとしても柔らかくそれとなく分かってもらえるように間接的に言うことが多い。 — location: [853](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=853) ^ref-1266
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>[!quote]
>その時々に応じて適切にこちらの考え方を投げ返しながら、相手と対等の議論を率直にやりあうこと、あるいは自信に裏付けられた寛容に満ちた表現で相手を考えさせるといった話法が必要である。 — location: [862](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=862) ^ref-25311
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>[!quote]
>狭くなってきている地球社会において各国はお互いに協力し合えないまでも、相手のことを寛容の精神で考え、またお互いに遠慮しあうといった日本古来の美徳を共有する必要があるだろう。 — location: [870](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=870) ^ref-30658
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>[!quote]
>情報処理の分野でもそういったことがあり、学会での発表を聞いて長老の先生方が時折あれは既に三〇年前に誰々がやったことの変形のようなものだといったことをおっしゃる。 — location: [889](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=889) ^ref-32827
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>[!quote]
>個性を言う前に、人間として備えるべき基本的なことをしっかり身に着けさせることの方がはるかに大切であることを忘れてはならないだろう。 — location: [898](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=898) ^ref-41621
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>[!quote]
>ユニークな個性が花開くのも無から生じるのではない。そこには基盤となる文化、芸術、知識社会があるからこそであることにもっと注意を向けることが大切であると考える。 — location: [909](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=909) ^ref-53423
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>[!quote]
>産業の発展段階を人間の発生学的な展開とのアナロジーで、 — location: [915](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=915) ^ref-8444
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>[!quote]
>私は二一世紀は知識の時代から情の時代、心の時代に移行してゆくだろうと以前から考え、また書いて来たので、 — location: [959](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=959) ^ref-21996
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>[!quote]
>安心・安全を含めた人間の心に密着した価値を扱う文化論的立場から全てのものを見なおすとともに、そのような立場からの産業論を試みるべき時代に来ているのではないだろうか。 — location: [970](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=970) ^ref-6691
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>[!quote]
>作者がその作品に掛けた時間と少なくとも同じ時間をかける必要があるのではないだろうか。時間をかけていろいろと考え、鑑賞することによって、作者は自分の心の内を観る人聴く人に開いてくれるのである。第一級の芸術とはそういうものであろう。 — location: [986](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=986) ^ref-2677
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>[!quote]
>無理をして融合することもないのだろうが、二一世紀の新しい芸術を考える場合にはこのギャップをどうするかに挑戦することを欠くことはできないだろう。 — location: [1001](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1001) ^ref-30491
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>[!quote]
>科学技術のいろんな分野においてもそのような現象がみられるし、世界の歴史が正にそのことを示している。栄枯盛衰が歴史である。 — location: [1033](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1033) ^ref-50805
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>[!quote]
>芸術は心の表現である。 — location: [1034](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1034) ^ref-7635
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>[!quote]
>クラシック音楽はこうしてジャズなどに座を譲っていったのではないか。 ではこれからの芸術はどうなってゆくのだろうか。クラシック音楽 — location: [1037](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1037) ^ref-50420
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>[!quote]
>「初めがあれば終わりがある」とは古くから言われていることである。 — location: [1043](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1043) ^ref-13911
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>[!quote]
>我々が本来的に持つ人間性、精神性を失わないようにするためにも、何でもよい自分の心の表現としての何かを始めることが大切であろう。 — location: [1044](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1044) ^ref-57092
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>[!quote]
>日本の楽器にはそもそも音階理論の裏付けのある離散的な音という概念はない。 — location: [1058](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1058) ^ref-52867
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>[!quote]
>すべてを論理的に説明する方法を見つけることが難しく、以心伝心でことを済ませたり、曖昧な回答しかできないということになる。 — location: [1073](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1073) ^ref-42114
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>[!quote]
>グリュミオーとハスキルのモーツアルトのような、えも言われぬ高貴な演奏、魂を躍動させる演奏といったもの — location: [1107](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1107) ^ref-12569
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>[!quote]
>自然や世界の構造が日本語によって作られ、日本人の感性が日本語という言語の中に組み込まれている。 — location: [1115](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1115) ^ref-3253
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>[!quote]
>新しい創造的なことはそれぞれの文化的な土台の上に築かれざるを得ないし、そうであるからこそグローバルな世界においてもユニーク性と価値を持ちうるのである。 — location: [1122](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1122) ^ref-20690
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>[!quote]
>型の持つ意味、型の背景にあるものに思いを致しながら型を守っているかどうかが問題 — location: [1145](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1145) ^ref-55162
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>[!quote]
>芭蕉は「古人の跡を求めず、古人の求むる所を求めよ」 — location: [1151](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1151) ^ref-20006
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>[!quote]
>型を作った人たちは何を考えて型を作ったか、それが現代の我々の環境に合っているか、合っていなければ今日必要な型は何か、その型の持つ価値が永続するかどうかというところまで煮詰めて考えることが必要だろう。 — location: [1151](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1151) ^ref-43647
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>[!quote]
>試行錯誤の時間がいるので — location: [1154](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1154) ^ref-456
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>[!quote]
>私が一九九〇年ころから努力してきた電子図書館の建設は、これまで実現できなかった新しい概念、新しい型の図書館を狙ったもので — location: [1168](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1168) ^ref-4227
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>[!quote]
>親から子へ秘伝とともにその道の種々の道具類が伝えられて来ている。 — location: [1177](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1177) ^ref-60309
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>[!quote]
>創設者の精神が今に生き、人々に強い印象や影響を与えること — location: [1181](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1181) ^ref-12703
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>[!quote]
>根本原因は家元制度の閉鎖性 — location: [1183](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1183) ^ref-31903
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>[!quote]
>本当に日本人にとって価値のあるものは人間一般にとってもある種の普遍性を持っており、これが世界各国の人達に愛好され世界のあちこちに広がってゆくということなのである。 — location: [1221](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1221) ^ref-57073
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>[!quote]
>普遍的な人間性 — location: [1226](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1226) ^ref-37308
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>[!quote]
>日本は日本中心に物事を考え、日本を大切にする、日本文化がこれからの日本人にとってより良いものになるよう変革してゆくという視点で努力することが大切なのである。 — location: [1231](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1231) ^ref-61734
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>[!quote]
>自分の物の考え方、環境、その時の関心のあり方、気持などにマッチすることが必要だ — location: [1246](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1246) ^ref-18759
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>[!quote]
>晩年になってくると自分の考え方を改めて確信させてくれるとか、自分が納得できず、もやもやとしていた部分が明確になるといった本に出合うと特に — location: [1256](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1256) ^ref-30040
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>[!quote]
>自分の生き方に自信を与えてくれ、困難に対しても立ち向かってゆく勇気を与えてくれるような本は座右の書といってもよい。 — location: [1257](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1257) ^ref-40794
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>[!quote]
>知識を獲得し、教養を積み、人間性を涵養する有力な手段 — location: [1262](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1262) ^ref-59443
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>[!quote]
>さらに忍耐心を培い、使命感を喚起し、困難に立ち向かう強靭な精神力を養い、また心に安らぎを得るための、人生にとっての薬 — location: [1262](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1262) ^ref-46639
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>[!quote]
>優れた文章は余計なものをできるだけそぎ落としたものであるとよく言われるが、そのような過不足のないしっかりした自信のある文章を書きたいものである。 — location: [1321](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1321) ^ref-22107
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>[!quote]
>人間は一本の葦に過ぎない。自然の中で最も弱いものである。しかしそれは考える葦である」と「この無限の空間の永遠の沈黙は我々を恐怖で満たす」という部分の文章である。 — location: [1333](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1333) ^ref-21227
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>[!quote]
>基本的な知識と考える力、推論能力を養っておいて、新しい事態に対処するという方策を取らざるを得ないから、ここに述べたように基本を叩き込み、あとは考えるという習練が大切であろう。 — location: [1354](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1354) ^ref-27741
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>[!quote]
>日本人の場合は心で分かるというとき、自分の心を無にして自然に同化することを目指すだろう — location: [1358](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1358) ^ref-25783
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>[!quote]
>書物の世界はあらゆる種類の我々の望みをかなえてくれる膨大で奥の深い内容を持った人間の知と精神、心の世界であるということが改めてわかった気がいたし — location: [1412](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1412) ^ref-29097
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>[!quote]
>能動的読書 — location: [1415](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1415) ^ref-55476
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>[!quote]
>一つであるパターン認識に関しては、人間における認識とはいかなるものであるかという哲学における一大課題に突き当たります。 — location: [1437](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1437) ^ref-47013
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>[!quote]
>そもそも哲学は古来「人間とは何か」を問題としてきました。これは二つの面を持っています。一つは人間というものを客体としてみること、つまり第三者的な立場から対象物として人間を見ることであり、もう一つは「自分とは何か」という形で主体が主体を見る場合であり — location: [1488](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1488) ^ref-38773
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>[!quote]
>人の一生において読書に割ける時間は限られています。ですから無駄な読書はしたくないわけで、心を豊かにし、自分の生き方を支えてくれる読書をしたい。そういった点から古典は安心して読めるし、読めば読むほど味が出てきます。ただ難しい書物に無理に苦労することはないわけで、自分の血となり肉となる読書が望まれ — location: [1519](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1519) ^ref-55768
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>[!quote]
>我々は改めてどのような価値観のもとに生きて行くべきかを真剣に考えねばならない。 — location: [1534](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1534) ^ref-59447
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>[!quote]
>だからこのコンピュータネットワーク全体こそ世界電子図書館であると見ることができるだろ — location: [1623](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1623) ^ref-54038
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>[!quote]
>図書館の専門家的立場からすれば、検索して得られる情報が知識や分類体系のどこに位置付けされるもので、関連する知識や情報としてどのようなものがあるかを簡単には取り出せない、またもっと深刻なことは得られた情報が誤ったものか、あるいはどの程度信頼できるものなのかが分からないといった問題がある。だからネット上の情報を信頼度に応じてフィルタリングしうまく組織化する努力を不断に行い、信頼できる電子図書館にしてゆくことが必要である。 — location: [1624](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1624) ^ref-51006
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>[!quote]
>将来は情報を全部集めるにしても、その場で選択的に多くの情報を捨てるか、集めた情報を加工し、種々の結果(抽象化したもの、メタ情報化したもの)を取り出し、それらだけを残して他は捨てるということをせざるをえなくなるだろ — location: [1680](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1680) ^ref-45455
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>[!quote]
>一緒に来ていた副部長が助け船をだし、少しポジティブな意見を言ったので、やる気のある人二、三人にやらせることにした。 — location: [1736](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1736) ^ref-45904
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>[!quote]
>利用者が知りたいこと、調べたいことによく対応するという図書館本来の役目を十分果たしているかが重要なのである。 — location: [1767](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1767) ^ref-11610
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>[!quote]
>情報案内・相談の拠点としても公共図書館の重要性は高まってゆく — location: [1788](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1788) ^ref-31072
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>[!quote]
>著者や出版社が不利にならないよう国が情報過疎地に補助金を出すといったことを考えるべきだろ — location: [1795](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1795) ^ref-4190
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>[!quote]
>目次によって書籍を木の形に構造化することが容易にできるし、また索引の言葉からその言葉の存在するテキスト部分に飛んでゆくことができる。 — location: [1806](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1806) ^ref-7702
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>[!quote]
>つまり書物を解体し必要なところを取り出して利用することができる。いわゆる編集工学に属する考え方である。このようにして作った作品にも十分な創造性を認めることができるわけで、電子図書館の資料をうまく利用する一つの方法である。 — location: [1812](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1812) ^ref-7010
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>[!quote]
>電子図書館は知識が有機的に統合された構造に近づいてゆくだろう。 — location: [1818](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1818) ^ref-1319
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>[!quote]
>図書館人は先に述べたように、人間頭脳における知識構造を電子図書館で実現し、知識の利用が誰にとってもスムースに行われるように努力をすべきである。 — location: [1837](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1837) ^ref-28250
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>[!quote]
>大学は第一義的にこれまで人間が獲得してきた知識、学問を保持し、これを次の世代に伝達してゆく役割を持っている。そしてそれまでの時代になかった新しい事や物を創造する最重要な機関である。この二つの機能を次世代を担う若者に教育訓練して伝達するというのが第三の機能で — location: [1844](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1844) ^ref-62278
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>[!quote]
>これまでの学問という立場を捨てて直面する現実の課題についてどうすればよいかを、いろんな立場、学問的背景を持つ人たちが結集して率直に議論し、何らかの方向性、進むべき道や方法論を見つけ出そうという努力である。 — location: [1857](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1857) ^ref-1942
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>[!quote]
>異分野の人達が相手の立場、相手の考え方を十分に理解しながら自分の考え方を述べるといった真摯な態度がなければ成功は — location: [1861](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1861) ^ref-39910
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>[!quote]
>一つの学問の中で泳いでいるというのではこれからの時代の難問の真の解決は得られず、新しい学問分野を切り開けないだろう。 — location: [1870](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1870) ^ref-41600
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>[!quote]
>骨格の理解だけでは説明できない非常に多くの現象が、実はこの肉づけをし、具体的な動きをさせるところにある。 — location: [1892](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1892) ^ref-26238
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>[!quote]
>つまり現実の課題解決には科学だけではだめなのであって、工学的な肉付け、現実に対する対処の仕方が求められるのである。こういったこと全てを包含する領域を〝学〟あるいは〝学問〟と名付けるのが妥当なのである。〝○○科学〟は〝○○学〟の一部分をなすにすぎないのである。 — location: [1895](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1895) ^ref-851
---
>[!quote]
>社会科学よりは社会学、人文科学よりは人文学といった方が領域に広がりがあり、多角的、統合的なアプローチが可能となり、真の学問が構築されることに繋がってゆくのではないだろうか。 — location: [1900](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1900) ^ref-9130
---
>[!quote]
>結果はそれを受け入れる側の人が決めるといった性質のものであるからこそ工学者は常に謙虚に努力し、科学者のように歯切れの良い発言をしないし、しっかりした工学者であればあるほどいろんな条件が頭に浮かぶから、そういった発言ができないのである。 — location: [1914](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1914) ^ref-2900
---
>[!quote]
>理学系の人達は科学技術という言葉は良くない、科学と技術とは全く違うものだからどうしても使いたければ科学・技術とか科学/技術といった表記にすべきであると主張する。 — location: [1924](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1924) ^ref-18035
---
>[!quote]
>あることを発見したり工学的課題を解決するために解明すべきことの研究、つまり目的を持った研究である。 — location: [1929](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1929) ^ref-45239
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>[!quote]
>昔のように何かわからないからそれを解明したいというような無目的の興味に基づく研究にはなかなか研究費が出なくなってきた。 — location: [1933](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1933) ^ref-6938
---
>[!quote]
>工学者はもっと自分のやっていること、やろうとしていることに自信を持って発言し、理学系の人達も多くは目的研究をやっているのだから少し謙虚になって、工学者のやっていることの価値にも思いを致してもらいたい — location: [1936](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1936) ^ref-54902
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>[!quote]
>基本法則での説明を第一次近似とすればそれぞれの分野固有の法則や理論による説明は第二次近似であり、さらに過去の事例を参照した精度の高い説明や予測は第三次近似であると言える。 — location: [1949](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1949) ^ref-23647
---
>[!quote]
>これらまで集めて分析するデータに加えるのかどうかといったこと、あるいは現在気のついていない別の観測をすることが必要となるかもしれない、といったことは、単に集めたデータを解析することからは出て来ないことであって、人間の直観力、推理力が大切であることがわかるだろう。 — location: [1970](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1970) ^ref-54186
---
>[!quote]
>今日人為的に作り出されている物はそういった長期間にわたる淘汰を経ていない。それらが一〇〇年、二〇〇年あるいは一〇〇〇年にわたって調和的に環境と共存できるものかどうかは全く分からないのである。 — location: [1987](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=1987) ^ref-26174
---
>[!quote]
>京都大学は、創立以来築いてきた自由の学風を継承し、発展させつつ、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献するため、自由と調和を基礎に、ここに基本理念を定める」とし、研究、教育、社会との関係、大学運営の四つの項目について個別目標を明確にした。 — location: [2079](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2079) ^ref-58769
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>[!quote]
>私は人間性の回復、文化の論理といったものが社会に広く浸透し、資本の論理に打ち勝ち、科学技術の暴走を食い止め、地球社会の調和ある共存を実現するようになっていくべきだと思って — location: [2087](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2087) ^ref-7104
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>[!quote]
>日本は二一世紀の世界が必要とする思想において世界をリードし、健全な日常生活のできる立派な国になるということが最も大切なことであると考える。 — location: [2095](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2095) ^ref-18067
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>[!quote]
>京都人は、自分の可能性と限界をはかりつつ、経済的に過度の欲望を持たず、自己規制をする力をしっかりと持っている。 — location: [2103](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2103) ^ref-12739
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>[!quote]
>地域社会、人間関係を大切にし、自分たちの有形無形の文化に、また自分たち自身の生き方に自信を持っている。 — location: [2104](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2104) ^ref-17094
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>多くの人が分担して作り、利益を配分し、共存共栄してゆくことを昔からやってきている。最近デンマークなどで始まっているワークシェアリングの原型がここにある。 — location: [2109](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2109) ^ref-25130
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>なぜ人間だけが苦悩するのか。ゲーテは「思索する人間の最高の幸福は、探求できるものを探究し尽し、探究しがたいものを静かに敬うことである」といっている。 — location: [2227](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2227) ^ref-18406
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>もっと道徳心を養って、困難に耐え、将来に向かって地道に努力する人物、贅沢には目を向けず、無駄使いせず節約する堅実な人物、他人や社会に貢献する気持ちを持って生きる人物、といったことを目指すべきだろう。 — location: [2250](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2250) ^ref-13764
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>最も大切なのは教員が自分の仕事に誇りを持った道徳的な人であることであろう。 — location: [2254](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2254) ^ref-9602
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>長〟というものは、最後の最後には決断をする役だ。それができねば長になる資格はない」 — location: [2319](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2319) ^ref-28723
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>[!quote]
>日本人の本質は万葉集や源氏物語を源流とする文学に表れている。この感性を重んじた言葉の持つ奥深さをもっとよく認識し、言葉を大切にする努力が小説家や歌人だけでなく一般の我々にも必要であると思う。 — location: [2393](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2393) ^ref-38445
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>[!quote]
>知情意という言葉があるが、歴史を振り返ってみると、時代精神として知情意が繰り替えされているのではないだろうか。 — location: [2779](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2779) ^ref-54198
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>[!quote]
>現代は科学技術と資本(グローバル企業)が支配的な力を発揮している時代であるが、次の時代はそうではないだろう。情の時代が来るのではないか、我々はその転換点に立っているのではないだろうか。そして来るべき情の時代で何が支配的な概念になるのだろうかが問題である。 — location: [2785](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2785) ^ref-22477
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>[!quote]
>これは全体的に見れば、不完全な技術の状況の中で発電コストが安いというところだけを見て原子炉を作り商用していたことが浮かび上がってくる。 — location: [2799](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2799) ^ref-2577
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>[!quote]
>しかし人間の持つ感情と言語表現の関係の世界にまでコンピュータは立ち入ってゆけるかどうか。例えば和歌や短歌における作者、読者の心情を考えた解釈をできるだろうか。またそのような深い感情の世界を五七五の世界に表現することができるだろうか。表現できたとして、その作者がコンピュータだと聞いて、人とコンピュータの心が通い合い、人の心が癒されたりするのだろうか。 — location: [2808](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2808) ^ref-41249
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>[!quote]
>ただ心の時代と言っても具体的にどのような社会が実現するのか、実現させるべきなのかといったことについては、これからいろいろと研究する必要がある。 — location: [2815](kindle://book?action=open&asin=B0823J1XWP&location=2815) ^ref-44385
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